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葵(仮)ちゃん劇場レボリューション!


略して劇レボ! 葵(仮)ちゃん劇場が新しく生まれ変わりました!
ここでは「キャラ」のマスコットガール葵(仮)ちゃんが、
新作紹介をしたりまったく関係ない事をしたりするページです。
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更新履歴
2015/04/09 No.164 「アイドル物2」
2015/04/07 No.163 「勧誘」
2015/04/06 No.162 「同時攻撃」
2015/04/01 No.161 「異世界モノ」
2015/02/14 No.160 「アイドル物」

↓以前の日記

No.164 アイドル物2 2015年04月09日(木)

「君と出会ったのは四年前の事だったね」

「はい。
 もう、そんなになりますね」

「当時は……容姿イマイチ、歌唱力イマイチ、トーク素人。
 特徴らしい特徴のない子だった」

「そんな私を採用して頂いた恩は忘れておりません」

「そうか。
 それは嬉しいのだが……最初に僕の言った事を覚えているかね?」

「とりあえず特徴を持て。
 ですよね」

「そうだ。
 際立った容姿も歌唱力もなければ、何か特徴を持たないとアイドルとしてはやっていけない。
 僕と君の二人三脚で色々と試してみたと思う」

「はい。
 あの時は辛かったです」

「そして今。
 容姿イマイチ、歌唱力普通、トークちょっと出来る君の特徴はなんだ!」

「囲碁のプロです」

「そうだ。
 アイドル活動をしながらの奨励会通いで、よくプロになれた。
 奨励会に通っている人達に申し訳無いぐらいだ」

「マネージャーのお陰です」

「いや、君の実力だ」

「ありがとうございます」

「さて、そんな君に質問だ」

「なんですか?」

「当日はどうするのだね?」

「もちろん、ライブ頑張ります」

「……もう一回、聞くぞ。
 当日はどうするのだね?」

「ライブ、頑張ります。
 あ、新しい挨拶を考えたんです。
 みてもらえますか?」

「それはまた今度。
 ライブに来るか。
 マネージャーとしては嬉しい限りだ。
 だが、あえて言わせて貰おう。
 ライブに……来るな」

「ど、どうしてですか!
 私はそのライブを楽しみに頑張ってきたんですよ!
 苦手な歌や振り付けだって頑張りましたし」

「君の頑張りは見ている。
 安心しろ。
 それが理由じゃない」

「じゃあ、何が理由なんですか?」

「理由、聞きたいか?」

「ええ」

「本当に心当たり無いか?」

「ありません」

「そうか。
 なら言わせて貰おう。
 心して聞くように」

「はい」

「ライブのある当日は女流名人戦の試合の日だろうが!
 しかも良い感じで勝った方がタイトルホルダーになる大一番!
 試合に行け!
 絶対に試合だ!
 そしてタイトルを狙え!
 僕、応援しているんだぞ!」

「応援ありがとうございます。
 でも、私はアイドルですから、ライブの方が大事ですよ」

「お前はすでに囲碁界の大アイドルなんだよ!
 こっちのライブを理由に名人戦を欠席なんかしたら、色々な所からクレームが来るの!
 ウチの会社の大口株主からも言われてるんだから!」

「い、嫌です!
 私はライブに行きます!」

「ライブに来ても、お前の人気はイマイチだろうが!
 芸能界にお前が居なくても平気だが、囲碁界にはお前は居ないと駄目なスターなの!
 絶対に向こうで頑張った方が良いんだって!」

「いーやーでーす!」



 当日、試合を速攻で終わらせ、ライブに参加した。



「……あの新しい挨拶は駄目だな。
 客の反応はイマイチだった」

「別のを考えておきます」

「あと、女流名人おめでとう」

「ありがとうございます。
 ……マネージャー」

「なんだ?」

「採用したからには最後まで面倒を見てくださいね」

「……頑張るけどな」

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